日に日に寒さが増してきました。暑い時期はお散歩に行ける時間が限られてしまいますが、冬はいつでも行けてわんちゃん達には良いですね。寒いのが苦手な猫ちゃん達はおうちの中で暖かく過ごしてください(^^)
今回は薬浴についてです。皮膚疾患は日々の診療でとてもよく目にします。脱毛、かゆみ、ふけ・・・など症状や程度も様々です。その中でも、皮膚の検査をした時に細菌やマラセチアなどが原因と分かった場合、薬浴が登場します。消毒、外用薬や内服薬での治療と合わせて薬浴が効果的です。
薬浴は、普通のシャンプーに比べ高頻度で行ってもらうことが多いためおうちでやっていただくことがあります。しかし病院で薬浴を受けた時の方が効果が高いなと感じられることがありませんか?おうちでも病院で洗った時のように効果が高い薬浴になるように洗い方のおさらいです。
写真のようにスポンジを使いシャンプー剤とお湯で十分な泡を作ります。ここがまずスタートラインです。
ブルドッグのビビアンちゃん♪
しっかりとあわ立てた薬用シャンプー剤を使い揉み込みながら洗い、そのまま5分〜10分浸け置きます。揉み込みと浸け置き!とっても重要です!
浸けおき中はこんな感じでブルブルブルッ!これもおうちでの浸け置きの待ち時間でみなさんが苦労されていることのひとつなのかなと思います。
使うお湯の温度も気をつけます。犬猫には、人間と同じ温度では熱すぎてしまうためぬるま湯を使いましょう。シャンプーが残らないようぬめりがなくなるまでしっかりすすぎます。
最後に乾かします。かゆみや炎症が強い場合は冷風を使った方が良い場合もあります。生乾きは菌の増殖にもつながるのでしっかり乾かしてください。
ビビちゃんさっぱり♡皮膚が良くなるまでは舐めないようにカラーをします。少し不自由だけどよくなるまでの辛抱!
おうちでの薬浴方法など、質問があればぜひ小さなことでもスタッフにいつでも聞いてください。
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