一般的に形があり、取った時にシーツや地面に付着しないくらいの固さの便が良いとされています。色や量は食べているものにより個体差があります。
◆カチカチうんち、パサパサうんち
カサカサだったり、量が極端に少ないウンチの場合、水分量が足りていない可能性があります。また、食物繊維の摂取量があっていない可能性もあります。また、高齢になると便秘になりやすくなります。水分摂取量が減り、筋力の低下なども伴い腸内に便がとどまる時間が長くなると、ウンチが硬くなりすぎて自分で排泄できなくなってしまいます。便秘の場合、食欲がなくなったり嘔吐してしまうこともあります。
◆下痢
形がなくなる、ドロドロ、ひどいと水のような便になります。便の回数はいつもより増えている変わらないか、粘膜は付着しているか、便の色はいつもより明るいか暗いか、しぶっているかなどよく観察しましょう。もちろん腸炎では下痢になりますが、腸以外の内臓疾患でも下痢になることがあります。
◆うんちに血がついた
形があるけれど表面に鮮血がつく場合や下痢に血が混ざる場合など様々です。腸だけでなく肛門嚢や肛門付近のトラブルの場合もあります。また、まっ黒いウンチも血便です!この場合、胃や小腸で出血がある可能性があります。至急、診察を受けましょう。
◆うんちが平たくなる
ウンチの形が平たくなる原因として、男の子の場合前立腺が大きくなっている可能性があります。前立腺が大きくなると直腸を圧迫して、便の通り道が狭くなりウンチが平たくなります。また、直腸内に腫瘍などができている場合もウンチの形が今までと変わることがあります。
◆ウンチに虫がいた(><)
ヒモや糸状もの、米粒のようなものがウンチに出てくることがあります。これらは寄生虫の可能性が高いです。都会ではあまり縁がないように感じますが、病院の周りには大きな公園や緑が多い場所がたくさんあり野良猫もいるため感染する可能性は十分あります。フィラリアの予防薬を服用している時は、おなかの虫も一緒に駆虫されますが、一部の寄生虫には効果がありません。フィラリア予防薬をお休みする冬の間も要注意です。
日常の生活で、ウンチの状態を観察することはお家で一番簡単にできる健康チェックです。
変化があった時は些細なことでもご相談ください。
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